skillnoteのブログ

「スキルで自分らしく」を応援します

人生100年時代のオンライン講師

f:id:ASHIASHI:20220127115037j:image

いま、人生の長寿化に伴い「長く働く」ことが必要になってきている。その上では組織や他者に依存しない「キャリア自立」が求められる。一見「キャリア自立」、というと漠然としたイメージで捉えがちだが、大切なのは大きく2点だと考えている。

(1)社会における自らの期待役割をつくること
(2)自力で稼げる商い力を身につけること

このうち(1)は、いわゆる無形資産だ。誰かの役に立つ知識・スキルであり、それを知っている仲間であり、そこから生まれる評判。「この人は信頼できるし、頼りになるよ!」というメッセージは、自分一人では成立しない。地域コミュニティや趣味の世界や、サードプレイスに居場所を見つけることで少しずつ形成されていく。

そして現実的に解を見出しづらいのが(2)だ。雇用延長の反面で実際の退職時期は早まっていき、マネジメントの余韻を味わいながら老後を過ごすことはほぼ困難だ。組織を離れて一切の肩書きを失ってみて初めて、それまで自分の実力だと信じて疑わなかった成果や能力が、組織のリソースと組織への信頼の上にのみ成り立っていたことに気づく。

「誰にも頼らずに、自分の手だけで週に1万円を売り上げる」ことのできるサラリーマンは世の中に何人いるだろうか?転売など資産の移転ではなく、自ら価値を創造して相手がそれを評価し、納得して支払う金額としての1万円だ。

かつての私自身がそうであったように、胸を張って金額を伝え、お願いではなく相手に感謝されて購入いただくまでのプロセスは、長く険しい。特に大企業の勤務経験のみの立場の人たちにとって、スモールビジネスの温度感を理解しその一員となるハードルはとてつもなく高い。感覚が、わからないのだ。

しかし社会の多くは、中小企業や個人事業主や個人の集まりで構成されている。道端談義こそが、世の中の真実なのだ。そして誰しも人生100年時代の後半40〜50年という期間を迎えるうえで、その「世間」へデビューしていく。そうしないと、居場所は無いのだから。

後半の人生を組織人ではなく個人として、あるいは個人事業主として「稼ぎながら」「期待役割をつくる」。順次は逆かもしれないが、綺麗事ではないその生々しくもやりがいのある生き方を、ほんの少しだけ早くスタートすることを、私は提案したい。(まだ大丈夫、ではなくリミットはすぐそこに来ている)

なぜそれがオンライン講師なのかというと、初期投資が少なく、融資(=借金)からのスタートを切らなくても良いという実務的なメリットが大きいからだ。自らが長年培った知識・スキルを、他者が取り入れ活用することのできる形式知として整理し直し提供することは、ターゲッティングを間違わなければニーズは確実に存在している。「場所」という物理的な制約のないオンライン研修は、全国あるいは世界からのアクセスを可能にしている。

ただし、少ないと言っても初期投資(=お金を支払って学ぶ)無くしては成功は難しいだろう。自分の経験と知識のみでマーケットを開拓できるほど甘い世界ではなく、日々研鑽に努めている多くの先輩講師に割って入るには戦略的思考が必要だ。独力では、その実践はほぼ不可能と、あえて断言する。なにも敷金と内装・備品一式で1,000万円から用意する必要のある飲食店経営とは違うのだ。学びの為の数十万の自己投資を意味あるものとできるかどうかは、自分次第だ。

新型コロナ影響が落ち着いた後も、何年か置いてまた感染症に頭を悩ませる時期が来るだろう。歴史の大きな流れの中で、そういう期間に入っているように思う。そして何より大切なことは、オンラインによって私たちが得られている恩恵の大きさだ。居住地や天候や時間に囚われることなく、たとえ病床にあっても人と人が出会うことを可能にしている。

研修や講座という貴重な学びの機会がオンラインを通じてこれからもっともっと広がっていくものと考えている。その割に、依然として「研修をオンラインで行う」形式や講師が大半で、「『オンライン研修』に最適化した新たな学び」を提供できているプレイヤーは少ない。今スタートを切ることは合理的でもあり、また自分自身の100年に及ぶ人生をより豊かなものにしてくれるものと信じている。

 

 

〔2/17木 開講〕オンライン研修講師スタートアップコース

▼説明会動画
https://vimeo.com/667784835

▼コース詳細
https://www.enfac.co.jp/contents/online-b?utm_source=a