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【実録版】すぐできる・だれでもできるファシリテーション講座

先月に開催したファシリテーション講座の資料を、解説とともに掲載します。私自身としては初めてのプログラムですのでまだ改善の余地は十分にあると思いますが、心がけたことは「過度に詰め込まない」こと。ファシリテーションってこういうモノなんだ、と誰もが理解できれば自然と広がっていきます。そしてファシリテーションを行う人だけでなく、より多くの方が参加者の立場としてファシリテーションの意味を理解することが大切だと思い、公開します。それでは、始まります。 


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 ファシリテーションという言葉は、だいぶ世の中で認知されるようになりました。メディアや仕事を通じて耳にする機会が増えましたね。


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具体的には、どんなイメージですか?何を指して「ファシリテーション」と言うのでしょうか、思い浮かべてみましょう。


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「あらゆる知的活動」をスムーズに進めていくための働きかけをファシリテーションと言います。特定の場面、例えば野外でのワークショップなど限られた機会だけではなく、会議室の数名での会議などでも使える技術です。 人数や場所を問いません。


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ファシリテーションは"Facilitate=促す"という意味から発展した考え方。では、ファシリテーターとは具体的にはどんな役割なのでしょうか?

 

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ファシリテーターの役割には「場の設定」「場の進行」「相互作用」と 大きく3つあります。一つずつ見ていきましょう。


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話すだけがファシリテーションではなく、まずどのような場づくりをするか構想を立てるところから始まります。会場や設備、参加者の人数や構成を考え、効果が最大化する設定を見つけます。

 

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そして、いよいよ進行役として場を動かす役割です。様々なテクニックの前提として、相手にわかりやすく意図を伝えるプレゼン技術をきちんと習得することをお勧めします。

 

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一つの時間をいくつかの場面に分割して、それぞれの狙いを定めて最適な運営方法を実施します。引き出しはたくさんあった方が飽きさせず、相手に合わせて様々な演出ができます。舞台監督のようなイメージで、ひと固まりの時間を楽しく有意義に創り上げることが、最終的に良質なアウトプットにつながります。

 

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相互作用とは、複数の人から生まれる「プラスアルファ」のこと。1+1=3以上を目指せることが、ファシリテーションの醍醐味。細やかに参加者の状態を見つめ、意見を引き出していくための自然で力強い「問い」を投げかけることが大切。

 

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Q&A。どんな印象でしたか? 今回は入り口として全体像を理解することに焦点を絞りました。ファシリテーションの多岐に渡る詳細な技術論はまた別の機会に。


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ファシリテーションは技術論だけでも十分でなく、反面精神論だけでも完成されないものと考えています。双方が交わり強みを発揮して初めて、その場その場に合わせた適切な場作りにつながります。常に主体である「相手=参加者」に寄り添い、力づける気持ちでファシリテーションに臨みたいですね。

 

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一人でも多くの方がファシリテーターを目指し、社会をより良く変えていく力となりますように。そしてより多くの方がファシリテーションの醍醐味を知り、周囲との対話を楽しめますように! 



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