新社会人から10年目を迎えた君たちへ
新社会人から10年目を迎えた君たちへ。今、君たちはどこで、何をしていますか?
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変わらずに同じ組織に属しながら、真っ直ぐ前を向いて踏ん張っている人。
アメリカ西海岸に居を移し、まったく異なる世界で自分の役割を見つけた人。
3人の子どもを産み育て、またふたたび社会での活躍の場を歩み出した人。
人材コンサルタントとして才能を開花させ、アジアと日本を行き来している人。
ヨガのインストラクターとして独立し、顧客の一人ひとりと丁寧に向き合う人。
学生時代に追い求めた夢に、もう一度向き合おうと原点に戻る選択をした人。
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思いがけない病気で、立ち止まり悔しい日々を過ごしている人。
自分のことなんて常に後回しで、子育てや介護に必死な人。
思うように仕事ができず、また社会のなかでも役割を見出せない人。
思わぬ借金など、落とし穴に落ち込んでしまう経験をした人。
他人の成長や成功が羨ましく、眩しすぎて辛い思いをしている人。
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社会に出てからの10年間、君たちの誰もがそれぞれに価値ある経験を重ねて来たことと思います。
人生はやり直しはできないけど、"問い直し"はできます。今まで経験してきたことにどのような価値があり、どのような学びを得たのかを遡って認識し、成長することができます。それは、君たちに新たな視野と勇気を与えてくれる、何よりの財産なのです。
社会に出て最初の10年なんて、ほんの一瞬です。100m走の、まだスタートすら切っていない、準備運動くらいに考えて良いと思います。
そして、今なら見えるでしょう。これから君たちが走りたい、そのコースがどこに向かっているのかを。隣の人とゴールの方向は違いますし、距離も異なります。アップダウンのあるコースもあれば、平坦なコースもあります。伴走者のいる時もあれば、孤独な時もあります。
自分の目でしっかりと先を見据え、歩き出していきましょう。君たちが君たちらしくさえあれば、それが次の10年をより良い方へ導いてくれるでしょう。
僕は、ずっとここにいます。
いつまでも、応援しています。
(Photo:穏やかなある日の、伊良湖岬の海岸にて)
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