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あの日心に誓ったことは、後回しになっていないか?

2011年3月11日の大震災・原発事故から3年が経った。地震津波で命を落とした方々やそのご家族、原発事故により避難を強いられている人々にとっては、人生そのものが大きく変わってしまった。

一方、幸いにして直接的な被害を受けなかった、自分を含めた多くの人々は、今どんな気持ちで日々を過ごし、あの日から3年目を迎えているのだろうか。あの日、心に刻んだこと、変わろうと誓ったことが、もしかすると少し後回しになっていないだろうか。

日々は忙しい。毎日の仕事や学校、生活、人付き合い、そして娯楽。それらが悪いということでは、決してない。毎日の行動をどうするかという選択を、いつの間にか3.11以前と同じ価値基準で判断していないか?と自分に問いかけてみてはどうだろう。

右肩上がりの経済成長、会社の仕事優先でバリバリ働き家庭は二の次、他人より富むことが幸せ、より多くを消費して充足感を得る。そういうことが正しくなかったということに、私たちはあの日を境に気づいていたはずなのに。

もともと、少子化や経済の変化や様々な社会の揺らぎの中で、私たちの価値観は従来のそれから転換しなければいけない、という時期に差し掛かっていた。それに気づくことが、3.11の災害によって少しだけ早められた。きっと多くの人びとは、今変わろう、チャンスだと感じたはずだ。

そして、あっという間に3年が経った。価値観を変え、ほんの少しでもいい、行動を変えることはできただろうか。心に誓ったことが、日常生活に埋れて後回しになっていないだろうか。

そしてもし、今からでも「変えたい」と願うことがあるのであれば、小さな一歩を自分なりに、踏み出してみよう。そう思い起こすための日が、3月11日という日なのだと、私は思う。今朝の澄み渡った青空が、そんな私たちを後押ししてくれているように見えた。
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