skillnoteのブログ

「スキルで自分らしく」を応援します

流行りものには乗ってみて考える

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2011年前後のtwiter,Facebookと、SNSはとりあえずやってみる精神で続いています。instagramは出遅れたのと自分がフォトジェニックへの関心が薄く、ごくたまの更新のみ。

Clubhouseですが、当初は「暇な人の時間つぶしか、自分はいらないかな」と思っていたし、オンラインで話題に上がるたびそのように発言していたのだけど、招待廻って来ないから外野意識も強かったような。ある時、同じようにディスり発言をしたらお相手の方が招待枠をお持ちで、「要る?」と言われて「い要りますっっ!!」と正直にお願いしてログインに至りました。(我ながらまるでコント)

で、大切なことはこのツールをどのように使うかということ。方向性を「広げる」と「深める」に分けて少し考えてみました。

 

◆広げる系のRoom
①テレワークの終わり、お互いに「お疲れ様でした~」とねぎらうトーク

②公園や森や川でお散歩しながらトーク

③ランチタイムにただただ褒め合うトーク

④コロナ影響の鬱憤を毒吐き井戸端トーク

⑤金曜夜、放送中のジブリ映画を見ながらおのおの感想をつぶやくトーク

⑥競馬実況中継を見ながら予想&残念トーク
*土日の午後、私の数少ない趣味


◆深める系のRoom
⑦一緒にオンライン講座を受講した直後のオフ会で感想トーク

⑧過去にスキルノートのオンライン活用講座を受講者いただいた皆さんで、その後実践してどうだった?を語るトーク

⑨コロナ禍で救われた「本」をテーマにした読書会的トーク

⑩コロナ禍で救われた「曲」をテーマにしたトーク
*個人的にはBonJoviの"Do what you can"

 

もし関心があるテーマがあったらコメントやリプライください。OPENしたいと思います。

 

《スキルノート芦沢(ashizawa)のClubhouse》

@skillnote もしくはスキルノート で検索ください。

「オンライン配信立ち会い権」をご案内します

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スキルノートの芦沢です。需要があるのかわかりませんが、オンライン配信が頻繁に行われるようになったものの「自己流」で不便な思いをしている方のお力になれればと思いまして、このようなサービスを開始します。各回限定1名ですが、エントリーいただきますと可能な日程が追加されるたびにご案内いたします。ご関心ありましたら文末のエントリーフォームよりご登録ください。(2月下旬日程から募集開始しています)


「オンライン配信立ち会い権」

▼概要
オンライン研修の配信現場の様子を、目の前で見ながら学ぶことができます。Zoomオンラインによる「研修・講座・ワークショップ」に対応する設営、ホスト兼講師としての進行中の振る舞い、参加者やクライアントとのコミュニケーション、突然のトラブル対応など配信中のあらゆる場面を現場でご覧いただきます。マンツーマンでの質疑応答もいたします。ご自身が担当されるオンライン研修等の品質向上にお役立てください。

▼対象者
・オンライン研修等の講師、およびこれから目指す方

▼できること
・オンライン配信の設営、機器の配置等の理解
(専用スタジオではなく、パソコン等を貸会議室に持ち込んで設営する形式です。特殊な機器を使わずに最低限の設備で配信します)

・研修のオブザーブ受講(カメラオフ/ミュート)
*研修内容は日程によりますが、おおよそ「オンライン活用」に関連する内容です。

・研修資料PDFをご提供

・共同ホストの役割を経験できる
*役割は基本無し(見学のみ)ですが、本人のご希望およびスキルによっては体験可能性あり(個別相談)

・配信終了後の質疑応答可

・後日のメール相談可

▼日程等
・日程は指定された候補日から選択いただきます。

・所要時間は、セミナー立ち会い1.5時間~2時間+前後約60分=計3時間前後になります。

・定員1名/各回
*先着順ではなく、お申し込みの内容から判断し選考させていただきます。

▼参加条件
守秘義務を果たしていただくこと
(配信の様子をSNS発信することは禁止)

・ご自身の端末(パソコン等)は持参、wifi接続環境あり

・会場は東京都府中市内、現地まで来られる方
(詳細はお申し込み後に連絡、電車でアクセス可能です)

・1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)在住在勤の方限定(コロナ影響を鑑み)

・途中退室不可

・当日、体調に懸念がある場合は参加不可

▼費用
・7,000円

▼応募フォーム(エントリーいただくと、日程追加のたびご案内いたします)
https://forms.gle/7X6qTN4Jn18xkQ337

▼プロフィール

proff.io

▼連絡先 skillnote111@gmail.com

 

〔参考〕日頃、このようなセミナーを主催しています *こちらは上記の対象外

peatix.com

peatix.com

【募集案内】Zoom機能の隅から隅まで熟知してオンラインセミナーに活用する講座

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スキルノートの芦沢です。コロナ影響が本格化してからもうすぐ1年。「とりあえずオンラインに代替する」ところから始めて、その後様々な工夫や活用が進み、むしろオンラインの方が効果的である場面も増えてきました。

その一方で、オンライン主催者(講師や事務局)自身が、オンライン活用の技術をアップデートすることは、ついつい後回しになりがちかと思います。今後世の中で更にオンラインが必要不可欠で価値ある時間として認識され、皆さんが心から安心して楽しんだり、学んだりできるプラットフォームとして定着することを願い、今回のセミナーを企画しました。共感いただける皆さまのご参加をお待ちしています。

〔Zoom研修設計者のための〕Zoom機能の隅から隅まで熟知してオンラインセミナーに活用する講座 | Peatix

▼実施概要
新型コロナの影響の収束に見通しがつかない中、オンラインの活用がさらに進んでいく局面となりました。オンライン講師や研修設計者にとってZoomの理解は欠かせないスキルの一つとなっていますが、機能の全体を網羅する公式マニュアルやは存在せず、またアップデートのたびに新機能が追加され最新のZoom機能をキャッチアップしていくことは皆さん共通の課題であり悩みかと思います。

そこで今回の講座は双方向性のあるオンラインを実施している皆さまに絞ったニーズに対応する内容として、オンラインファシリテーター・ホスト・主催者など研修設計に関わる皆さま向けに企画しました。まだ使ったことのない機能もその仕組みさえ理解すればオンラインの進行が一層シームレスになり、受講効果を高める選択肢として活用できたり、作業の効率化につながることが可能になります。

「ついつい知っている範囲でオンライン研修を行っているが、使える機能を増やしたい」
「様々なボタンやコマンドを見かけるけれど、押してみたことがないものが結構ある」
「ミーティングクライアント内の設定ウインドウの全てを見たことはないが、気になっている」
「出席者のログや投票アンケートの結果をCSV出力できるらしいけど、調べてもわからない」

そのような方々も少なくないかと思います。
ぜひ今回の講座を機会にZoomの機能を熟知いただき、皆さまが企画・実施されるオンライン研修がより素晴らしいものとなり、受講者の学びを一層高めていただく為にご活用いただければ幸いです。

*注1:本講座はあくまでもZoom内の設定や機能の理解と活用に限定し、外部ツールとの連携等は対象外です。(対象外の例:字幕機能のUDトーク連携や、webカメラ、OBS、ライブ配信など)
*注2:本講座の想定および活用範囲は「Zoomミーティング」であり、「Zoomウェビナー」は対象外です。

▼対象者
・既に複数回のZoomオンラインによる研修等のファシリテーターやホストを務め、操作に一定程度慣れている方。
・これまでのオンライン活用の幅を更に広げて、より心地よい場づくりを目指したい方。
・ご自身はファシリテーターやホストの役に付く可能性がなくても、研修企画や人事部門等の立場としてオンラインによる多様な学びの手法を理解したい方。

▼受講効果
・オンライン研修をよりスムーズに運営できることで、受講者を一層惹きつけることが可能になります。
・講師やホストにとってZoom自体の操作がより簡単になり、また自分に適した使い方が可能になります。
・研修主催者にとって、ミーティング終了後の受講者管理が簡単になります。

アジェンダ(このような点について実践しながら学びます)
1.Zoomミーティング操作編:Zoomのメイン画面上でのボタンや操作について
・「画面共有」機能 -ホワイトボード/オーディオの共有/バーチャル背景としてのPowerpoint
・「ブレイクアウトルーム」機能 -ルーム設定時のオプション画面のボタン
・「チャット」機能 -プライベートチャット/ファイルの送信/ブレイクアウトルームとの相関
・「セキュリティ」機能 -参加者権限の制約
・「ギャラリービュー」機能 -ホストの順番に従う
ほか

2.設定サブウインドウ編:Zoomのメイン画面から遷移した「設定」ウインドウ内の項目について
・「一般」 -ミーティングコントロールを常に表示
・「ビデオ」 -ミラーリング機能/外見を補正する/低照度に対して調整
・「オーディオ」 -自動でコンピュター接続/スペースキー長押し
・「キーボードショートカット」 -Alt+A、Alt+V
・「アクセシビリティ」 -チャットディスプレイサイズの変更
ほか

3.アカウント管理画面編:Zoomにログインした管理画面での操作について
・「管理者メニュー」のレポート機能 -ミーディング参加者リストの抽出、投票結果レポートの抽出
・ミーティング設定 -Googleカレンダーとのミーティング予約連携
ほか

▼開催内容
日時:
2021年2月13日(土) AM10:00~12:00 Zoomオンライン開催
*開始15分前より入室開始

受講料:
オンライン参加チケット〔SNSシェア割〕枚数限定 6,000円
オンライン参加チケット〔一般〕 7,000円
録画視聴チケット 5,000円

・「オンライン参加チケット〔SNSシェア割〕」をご購入された方は、参加前にPeatixの募集ページをご自身のSNSでシェアしてください。(Facebook,Twitter,ブログなど媒体は問いません)
・有料参加者のみアーカイブ動画のご提供を行います。(一般公開は行いません)
・購入手続き後のチケット変更は原則できません。

定員:オンライン参加枠 30名

▼録画の視聴方法について
アーカイブ動画は研修終了の翌々日中を目安に完了次第のご案内となります。お申込の皆さま宛にメールにて視聴用URLをご連絡します。
・本動画の視聴はセミナーお申込の皆さま(動画視聴チケット含む)に限定してご提供します。対象外の方への動画URLおよび研修資料の転送、提供、公開はお控え下さい。
・録画視聴チケットをお申込の皆さまにも、セミナー内で画面共有する資料がある場合にはご提供します。
・視聴期間を設定させていただく可能性があります。(時間の経過に伴うZoom機能の変更による場合等)

▼Zoom利用のご準備
・ZoomミーティングID、パスワードは申込完了時にPeatixイベントサイトから通知が流れます。
・主催者向けの講座のため、パソコンもしくはタブレットでのご参加を推奨します。(スマートフォン不可)
・ご参加にあたっては必ず下記のサイトから最新版にアップデートを行ってからご参加ください。
〔2021/1/16現在、最新バージョンは5.4.9〕 https://zoom.us/download
・本セミナーは双方向型の運営となります為、カメラオンにてご参加ください。
・オンライン参加の皆さまは録画提供にご同意の上お申込ください。

▼ゲスト講師プロフィール
川嶋 直(かわしま ただし)川嶋直事務所 代表
https://sites.google.com/kawashimatadashi.info/kawashima
1953年東京都調布市生まれ。都立国立高校早稲田大学社会科学部卒。1980年山梨県清里八ヶ岳の麓にある財団法人キープ協会に就職。1984年頃に環境教育事業を組織内起業。インタープリターとして、自然の中での参加体験型の環境教育プログラムの開発・人材育成・イベントプロデュースなどを行なってきた。2010年にキープ協会役員を退任してからは、「KP法(紙芝居プレゼンテーション法)」や「えんたくん」を駆使した研修ファシリテーター、企業・行政・NPOの環境教育アドバイザーとして活動している。2014年より公益社団法人日本環境教育フォーラム 理事長も務める。2017年秋よりzoom有料会員。2020年4月〜12月までzoomでのミーティング・講座・研修など340回実施。

▼進行役プロフィール
芦沢 壮一 (あしざわ そういち)スキルノート 主宰
1997年金融機関に入社後、人材開発部門でビジネススキル研修の開発・講師など企業内教育を推進。その後公益団体で市民や大学生向けの社会教育を企画・実施。2013年に複業フリーランスとして創業、自治体や企業等との連携による公開講座や研修を実施。7年間のリアルにおける場づくりを経て2020年より本格的にZoomオンラインファシリテーションを開始。70回以上のオンラインセミナーを主催し延べ1,400名超の参加、および自治体主催オンライン講座、研修講師向けオンライン研修、企業・団体のオンライン化支援、地域における市民や中高生向けZoom講座など、オンラインを軸とした活動を広げている。

▼運営
主催:スキルノート 主宰 芦沢壮一
協力:川嶋直事務所 代表 川嶋直

▼お申込みはPeatixより

https://peatix.com/event/1779650/view

〔2020年を振り返る〕スキルノートのメールニュース 2020.12.10配信分

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不定期配信している、過去のセミナー参加者向けのメールニュースです。)

こんにちは、スキルノートの芦沢です、いかがお過ごしでしょうか。
少し早いですが、2020年を振り返りながら思うことをお伝えしたいと思います。

* * * * * * * * *

2020年は新型コロナ影響に終始した一年でした。
物理的にも精神的にも、誰もが多くの制約を強いられ今も続いています。
そんな中で出会ったこちらの動画が何とも深く、
視野を広げてくれましたのでご紹介します。

アイヌ文化による新型コロナウイルスを祓う儀式(7分)
https://youtu.be/jjsbJC-Nkxo

アイヌ文化においては全ての自然物は神の化身(カムイ)であり、
それは新型コロナウイルスも同じ、ということです。
それぞれに「役割」が与えられているのだ、という言葉が心に残り、
自然の大きな枠の中で考えることから、明るい未来が見える気がしました。

一方、TVのニュース番組を見ていたら、アメリカのロックスター
ボン・ジョヴィさんのインタビューと、新型コロナウイルスに向き合う人々を
描いた曲が印象的でした。

Bon Jovi - Do What You Can(5分)
https://youtu.be/vh6ctK7ONo0

"When you can't do what you do, Do what you can."
すべきことが出来ないときは、出来ることをやればいいよ

何とも暖かく優しいメッセージですね。
インタビュー記事はこちら→ https://courrier.jp/columns/222951/

双方から感じたことは、無理やりに力で抵抗するのではなく、
状況に自然体で身をゆだねながらも諦めることなく
「自分ができること」に意識を向けていく、そんな共通点でした。

また、日々を過ごす中では、
「新型コロナ影響のせいで、やりたいことが出来ない」と嘆く時期は
もう過ぎ去っているのだろう、とも思います。

私たち自身もそれぞれの立場で現実に目を背けることなく、
「何ができるだろうか、むしろ効果的だったり、過去にはない発見をしよう」
そんな発想や思考に転換していければきっと気持ちも明るくなり、
多くの人に喜ばれるアウトプットにつなっていくのだろうと思います。

さて、私自身は本当に微力なのですが、
「オンライン活用」を切り口にした手法や考え方をお伝えする機会を
幾つかいただきましたのでご紹介しておきます。。

府中市民協働まつり:「100人に伝わる」オンラインの話し方(30分)
https://youtu.be/AYlMwNIi4AM

◆第14回TAMACOM(41:54あたりから3分間)
https://youtu.be/PCx1EMYNf1s

もう少しすると年末、そして新しい年を迎えます。
2021年を、明るく楽しい年にしましょう。

これからご提供していく講座やワークショップは、
そのように皆様のお役に立てると良いな、そんな想いで企画しています。

◆主催・登壇セミナー予定
《12/12(土)》今こそLIFE SHIFT&複業! 生涯のシゴトを創るワークショップ
https://fumicomfs202012.peatix.com/

《12/19(土)》複業・フリーランスのための お金の話と確定申告
https://peatix.com/event/1715569/view

《12/22(火)》エンゲージメントの理解と実践 ~テレワーク時代のマネジメント転換~
https://peatix.com/event/1735946/view

どうぞ引き続き、よろしくお願いします。  

◆情報発信はこちらから
Facebookページ:はたらくを楽しく創る スキルノー
https://www.facebook.com/skillnote111/

芦沢(個人)Facebook
https://www.facebook.com/ashizawa1
メッセンジャーでご一報をいただけると幸いです。

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note:はたらくを楽しく創る スキルノー
https://note.mu/skill_note

皆さまにまたお会いできることを楽しみにしています。

コロナで変わった?はたらき方と仕事観

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皆さんは変わりましたか? はたらき方、あるいは仕事に対する考え方、姿勢、理解の仕方…

 

1.組織と社会の変化スピード

私の中での大きな変化は、「組織ではたらく意味は何なのだろう」を見つめ直している、ということに尽きます。サラリーマンの立場では、テレワークを通じて職場との物理的な距離ができ、また従来の人間関係と少し異なる同僚との関わり方をしています。

「顔を見てコミュニケーションしないと物足りない」という意見もあるでしょうが、新型コロナ影響の収束には早くてもあと2年、もしくはそれ以上の時間がかかると予測されている中では、無い物ねだりの空想になってしまいます。

もはや「職場」あるいは「上司」「同僚」の概念が変わっていき、あるいはそれ自体がなかったとしても事業として継続できるならばそうしよう、という意図も経営レベルでは普通に考えているはずで、実践を始めている先進的な組織もあるでしょう。

これまでの価値観の延長線上で「まじめに働く」「きちんと取り組む」「みんなで協力する」といったマインドを持っていたとしても、社会変化のスピードの方が遥かに早いので、もしかすると頑張り方やエネルギーを費やす方向を一度見直すことが必要なように感じています。それは、雇用元の組織は教えてくれません。自分で考え、判断するのみです。

社会変化というのはいつも、なかなか変わらないな…という時期はごく平穏で安定しているのですが、「今まさに変わる」という潮目に入った途端に、もの凄いスピードで過去と違う現在が形作られていきます。

その瞬間、組織はその変化についていけません。社会と会社、柔軟に変化できるのは社会の方なのです。一つ一つの組織はまるで過去にしがみつくように意思を持ってバイアスが最大限に機能して変わろうとはしないものです。

 

2.個人ではたらくという意味

一方で副業や個人事業を並立させるはたらきかたが再び注目されています。テレワークで通勤時間が無くなり、あるいは残業や付き合いの飲み会も減ったり無くなったりして時間が生まれているため、その有効活用の一つとして選択する人たちが生まれています。

私自身は「なんちゃって副業」「ファッション副業」のような、他者承認を求めるための取り組みや自己肯定感を得たいだけの取り組みとは一線を画しています。そうではなく純粋に市場で一事業者として勝負できるのか否か、という点に関心があり、またそういう志の方々を応援しています。

コロナ影響で起きている変化に、既存の取引関係がリセットされている場面が少なくない、ということがあります。顧客ニーズの大きな変化に対して修正が間に合わない組織・企業よりも、小回りが効いてすぐに価値提供できる個人や個人事業主が、その隙間に入り込みやすくなっています。

コロナ前は「おたくはどこの会社ですか?個人事業主?うちは法人でないとお取引は…」と言っていた多くの企業が、今困っていることを解決してくれるなら相手の規模や取引履歴や資格の有無など脇に置いて、今すぐお願いしたい、という局面が幾つも生まれています。

「来月から退職してフリーランスになります」という方と先日オンラインで話していたのですが、私からは「今はご自身のポジションを明確にして、提供できる価値が何なのかを明確に伝えられれば、きっと仕事は取れますよ」とエールを送りました。役割を自ら創り出すはたらき方は、自分自身をぐっと成長させてくれるはずです。

 

3.これからのはたらき方

結論は一つではないですし、またその人それぞれの環境や考え方にもよります。一つ言えることは「今は大きく変化しても良い」状況だということ。誰も社会の一年先を予測できない、不安定な世の中です。会社はある日突然に無くなるかもしれない、というのが現実的になりました。

転職市場の人材価値に対する考え方も変わるでしょう。組織に順応できる人よりも、独力で顧客を獲得し問題解決を行い、価値提供を形にして収益を挙げられる人材が必要とされていくはずです。何でも屋さんです。それは、まさに個人事業主として市場で勝負することで鍛えられ、確実に自身の力となり、経験と信頼が積み重なっていくはずです。

安定した雇用が要らないということではなく、サラリーというのはベーシックインカムくらいに捉えると良いかもしれません。寝る場所と食費が何とかなるくらいを給与として得ることで、精神的な安定につながります。

自分の能力発揮や、価値提供のスキルは個人事業で存分に勝負する。顧客と市場が適切に、そして時には残酷なくらいにはっきりと採点をしてくれます。これからは組織ではなく「個人の時代」になるのではと、予想しています。

 

 

◆12/12(土)〔Zoom開催〕

fumicomfs202012.peatix.com

◆12/19(土)〔Zoom開催〕

peatix.com

 

 

〔10~12月のオンライン講座〕スキルノートのメールニュース 2020.10.22配信分

スキルノートの芦沢です。
秋を飛ばして冬になりそうな気温変化ですが、お元気に過ごしていらっしゃいますか?
10~12月に予定している公募のオンライン講座をご案内します。

 

◆《10/28水》伝わるオンライン会議の進め方
https://peatix.com/event/1670536/view
*受講料5,000円〜

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◆《11/14土》「自分事務所」を開設しよう! 複業・副業キャリアのつくり方 vol.0
https://peatix.com/event/1664899/view
*受講料2,000円〜

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◆《11/28土》「100人に伝わる」オンラインの話し方(ダイジェスト版)
https://peatix.com/event/1680667/view
府中市市民協働まつり出展イベント(参加無料)

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◆《11/21〜12/9(5日間)》せかい!動物かんきょう会議 インストラクター養成講座
https://sdgsworks.com/doo/
山口県宇部市主催SDGs企画(参加無料)

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◆《12/6〜12(7日間)》清里ミーティング2020@オンライン
https://jeef.or.jp/activities/kiyosato/
*12/8火に「複業ワークショップ」実施予定(全体参加費要/今回は予告のみ)


ぜひご一緒に、アウトプットのための学びの時間を過ごしましょう。

「みずほFG 週休3~4日制導入」を正しく理解するための解説

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スキルノートの芦沢です。今朝、YahooニュースやTV報道から多くの方が目にした記事かと思います。この話題は一面的な理解だとわかりづらいので、背景も含めて解説します。

 

みずほFG 週休3~4日制導入へ 新型コロナで働き方見直し | 働き方改革 | NHKニュース

 

1.なぜ週休2日から休みを増やすのか

・国内市場はもう拡大しないから

はい、人口減少により日本経済は縮小していくので、そもそもビジネス全体としては供給過多になります。実際には伸ばす業種と消える業種など偏りは出るでしょうが、GDP自体は下降線をたどる局面へと遠からず移行していきます。

銀行というのは融資をもとに企業がレバレッジを聞かせて効率的にビジネスを展開することを支援するのが生業なので(半沢直樹の世界)、業種合計で規模が縮小すれば、銀行の仕事は減ります。仕事が減ると、今と同じ労働力は不要になるため、もっと休日を増やしても事業は維持できます(海外事業云々は全体からするとこれらを全て補うほどの規模ではない)。銀行に限らず、どの業界も似たような状況が幾つもあります。

・AI、IoTあるいはDXの進展

それらの活用によりビジネスモデルが効率化したり、中間の調整業務が減ります。無駄な仕事が排除され、効率が高まります。政府の行政改革による印鑑廃止などもいずれ効いてくるかもしれません。いずれにせよ、今まで必要とされていた仕事や役割自体が不要になるためビジネスの総量が減ることも、労働力を減らすことができる要因になります。

 

2.なぜ給与は削減されるのか

・基本的には労働時間を換算している仕組み

これは良い問題でSNSでも多くの方が指摘または落胆していますが、先行して選択的週休3日制を導入しているYahoo!JAPAN社ですら同じです。平日5日勤務が4日になれば給与は8割、3日なら6割、労働日数に比例した制度設計です。

奇しくも現在はリモートワークの普及により、労働時間でなくアウトプットの質と量で評価しようという風潮が生まれている矢先なので、それとは相反する考え方です。キーワードは社員間の公平性への配慮なのだろうと推測されます。週当たりの休みの数が違う社員が成果さえ出ていれば同じ給与となることを「不公平だ」と感じる、働く私たち自身の価値観や日本社会全体の風土がまだまだ変化に追いついていないように見えます。

 

3.増やした休みは何に使うのか

・価値の再生産のための投資時間に

ここが大切なポイントです。記事のヘッダー写真にある「超訳LIFE SHIFT」にも詳しく書かれていますが、長寿化による人生100年時代が現実となった今、休暇の使い方をこれまでとは大きく変える必要がそもそもあります。

どういうことかというと、60歳あるいは65歳の定年まで勤めて得られた貯蓄や年金支給だけでは、平均寿命が100歳を確実に超えていくこれからの世代は、生活費を賄えないのです。そこで、ただ単に好きでもない仕事を長く続けるのではなく、自分が好きで得意な分野から付加価値を生み出すことで対価を得、地域社会に感謝されながら期待役割を形作り、それを生涯の生業として有意義に生きることが理想的ですよ、という提案がLIFE SHIFTには描かれています。

そんなこと可能なの?と思いがちですが、休暇の過ごし方で可能になります。「レクレーションから、リ・クリエーションへ」。余暇を消費活動ではなく、価値の生産活動のために休日を投資するのです。自分のスキルを磨いたり、会社外でのコミュニティを広げることに最も多くの時間を使うのです。それはある意味、勤務よりも難易度の高いことへの挑戦でもあります。

 

4.減少した収入をどのように補うのか、または補わないのか

・副業、もしくは複業の意味

週休3日制の元記事にもあるように、増えた休日を副業に活用して収入を補う考え方はあります。間違っても選択してはならないのは他の組織に勤務することです。副業解禁を先行しているソフトバンク新生銀行などの企業も「副業は、個人としての創業か、社会課題に向き合うソーシャルビジネス」を推奨しており、他の民間企業への勤務による副業は禁じています。

その理由は、個人の立場からすると「生涯の期待役割を生み出すことにつながらない」からです。企業名や組織の肩書きに頼る経験は一社に留め、肩書のない一個人としての実力を身に付け試す機会としての副業である必要があります。それにより定年に左右されない生涯の期待役割を得ることにつながります。

個人事業も単に中古品の仕入れと転売、あるいはアフリエイトのような「他人が作った仕組み」の上で小遣いを稼ぐようなやり方は続きませんし、他人や社会は喜びません。世の中の誰かが喜んだり、救われたりするような商品・サービスを自ら生み出す専門性の高い仕事を行い、それを市場に「売上」という目に見える結果で評価されることで、自身のビジネス経験は大きく磨かれます。

その意味で、雇用とは別に複数の本業を持つことを「複業」と呼び、望ましいはたらき方の選択肢に今後なっていくと思われます。

・減った給与収入を全て補う必要は無い

給与の金額というのは生活に充てられる費用の総額という意味だけでなく、働きを評価するメモリとしても私たちは認識しています。これからは、例えば「年収1,000万」といった響きをステイタスと感じること自体から、自由になる必要があります。

つまり、給与の年収は単に組織が与えたラベルでしかなく、その人の正確な提供価値や社会の期待役割の高さを表してはいません。本来、生きていくのに必要なだけ得られれば、それで良いのだという、生きることの原点に立つことも大切です。週休3日制を選ぶことで給与収入が減ると、私たちが長い間この見えない既成概念に縛られてきたことに気づくはずです。

 

5.私たちが考えるべきこと

・他人と比べない風土へ

週休3〜4日制を導入して気付かされる最大の効果は、働き方のダイバーシティを受け入れることでないかと考えます。つまり、男女の性差やLGBT、育児や介護との両立、本人や家族の病気といった、これまではマイノリティを見捨てないためのダイバーシティが主流でした。

そうではなく、誰もがそれぞれに合った理想の働き方を目指すことができる「働き方のダイバーシティ」こそが、組織を強くする多様でしなやかな人材活用となります。

例えば企業の中でも、組織内での評価を高めてマネジメントを極めたい人だけでなく、ある特定の分野で研究者としての専門性を高めたい人、地域活動やコミュニティを軸とした生き方の一部に勤務を無理なく組み入れたい人、勤めながら異分野での創業を目指しいずれ独立したい人、家庭と趣味と健康のバランスを何より大切にしたい人、業務委託を複数組み合わせて収入のポートフォリオを自分で作りたい人、など様々な志向が働く私たちそれぞれに違って良いのです。

ですから、週休3〜4日制の導入はそのすぐ先に、同じ島の隣の席に座っている人、向かいの人、誰もが勤務時間や休日の数や、テレワークの頻度や年収やポストなどがそれぞれに異なることを、それぞれが尊重し受け入れる風土になっていくことが予想されます。その自由を得た従業員の働くモチベーションや組織への貢献意識は、業績において計り知れないプラスの効果を与えるものと思われます。

・主語は「私」

週休3〜4日制のニュースに対し「皆んながそうなったら困る」「これはリストラと変わらない人件費削減策だ」といった、自分自身ではなく他人や組織を捉えた意見も見られます。気持ちはわかりますが、大切なのは自分の生き方、はたらき方をどう創るのかということです。誰も、週休3日を強制はしません。それを選択する人を認めるだけで良いのです。自分がそれに該当したいのか、そうでないのか、それを自分で選ぶだけです。主語は常に「私」であることを、このニュースから感じることで、たとえ自分の勤め先が週休3日制を導入しなくとも、今後の生き方はたらき方を主体的に描き、実現することが可能なのです。

 

 

【複業イベント開催決定!11/14土オンライン】

「自分事務所」を開設しよう! 複業・副業キャリアのつくり方 vol.0 | Peatix

https://peatix.com/event/1664899/view

 

 

 

*こちらの過去記事も参考にどうぞ。

終身雇用の終わり、に私たちが考えるべきこと - skillnoteのブログ