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複業の仕事はどこで獲得する? 顧客獲得に使えるwebアプリと顧客導線の考え方

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スキルノートの芦沢です。事業化を目指して複業を始める際の課題は大きく2つあると考えています。1つ目は専門領域を持ちその分野の専門家として認知されること、2つ目は具体的に顧客を得る仕組みを得ること、です。1と2は繋がっているようで実は別の要素である点がポイントです。 


つまり、ひたすらに自身のスキルを磨いたところで自動的に顧客から問い合わせがくるわけではありません。逆に、2を整えると1が多少未熟でも顧客はつきます。不思議ですよね、でもそれが現実です。 


整理すると、顧客導線をどのように確保するか、何種類のパターンを持つか、という課題になります。一つの近道は、既存のマッチングサービスを利用すること。まずは世の中に自分の専門スキルを欲する人がいるのかいないのか、その価格は幾らくらいなのか、相場観を知ることができます。
 
私自身、創業時から手当たり次第にwebアプリの仕事マッチングサービスに登録してみました。その結果、私の専門領域においてわかったこととしてはおおよそ次の通りです。
 
クラウドワークス系のC to Bサービスは一つ一つの仕事ボリュームが小さく、また供給過多で単価が低い。例えばライティング系は恐ろしく単価が安く、記事数を得たい発注側と安くても実績を得たい受注側のバランスで成り立っている。


・タイムチケットなどのC to Cサービスは、事業というより趣味や習い事の延長領域が多い。成功パターンはあるはあるようだが、今ひとつ事業としての顧客ニーズが見えない。


・メルカリが一時参入したC to Cのスキルシェアサービスは4ヶ月でクローズ、ビジネスベースに乗らなかった。メルカリ本体はご存知の通りで「せどり」には最適だが、それは「副業=小遣い稼ぎ」の世界なので当方としてはお勧めしていない。しかし、副業的な顧客獲得の知恵は常に視野に入れておく必要がある。


・minneは女性のハンドメイド物販などC to C販売の老舗で相変わらず好調。単価は安くても手間を効率化して数が捌ければ十分に成り立つ。講師業などのスキルシェアには向いていない。
 
 
さてテレビの報道番組で複業・パラレルキャリアの特集が多かった時期に「誰でも得意を活かした講師業をワンコインレッスンで実現」という切り口がよく紹介されました。しかし単価500円の顧客を何人集めたところで事業という規模には程遠いのが現実。なので結局ワンコインのスキルシェアサービスは淘汰されつつある、ということになりますが、ここは予想通り。
 
そして、数少なく使い勝手の良いサービスとして、ビザスク(visasq)があります。こちらはC to Bが基本で、たまにC to Cの依頼もあります。「スポットコンサル」専門なので、それぞれが持っている専門領域についての相談やヒアリング・事業支援など、期待されている役割をあらかじめ絞り込んでいる点が複業による起業と相性が良いように思います。
 
おおよそ1〜2時間程度の拘束で、平均受注単価は15,000円とwebサイトに記載があり、実感値も同様です。なお仲介手数料が3割なので手取りは10,500円になります。
https://service.visasq.com/
 
この単価そのものは十分に高いとは言えないものの、最低限のラインは維持できており拘束時間の短さと合わせれば受注側としても合理的です。これが取引のきっかけとなり、周辺領域や顧客紹介で事業の広がりが期待できます。広告記事では決してないのですが、もし複業の顧客導線をゼロから作る際に便利なwebサービスは? と聞かれたら迷わずビザスクをお勧めしています。
 
大切なのは冒頭に書いたように「顧客導線をどのように確保するか、何種類のパターンを持つか」ということですので、一つの支援サービスにおんぶに抱っこは事業の安定化には向いていません。
 
その意味で資格・のれん取得からのライセンスビジネスの判断が難しいところはこの点で、立ち上げ期から顧客はコンスタントに得られるものの他の仕事を獲得する導線作りに手が回らず、ほぼそのライセンスの専門講師となり、結局「鵜飼の鵜」のように手数料を納め続けることになります。本来目指していたオリジナルな自身の事業領域を深めたり、その顧客層が広がるチャンスを逃してしまいます。
 
一番強いのは自分で編み出したオリジナルコンテンツの精度を高め、その意味や魅力を丁寧に想定顧客層に伝えるコミュニケーションを大切にすること。具体的にはブログやSNSなどをオウンドメディアとして活用し、どんな理念に基づきそのサービスを手がけ生み出したのか、というストーリーを自分の言葉で語り続けることにあります。
 
そうするとある日、検索や通りすがりに出会ったアンテナの立っている顧客と波長が合う瞬間があり、即決で仕事につながります。「あなたのブログを全部読んで、オファーしました」というスタートラインは何にも変えがたい強い信頼関係にあり、「提供サービスの質とその対価」が適切なものとなります。
 
そうして出会った顧客と契約し、期待に答えるサービスレベルを提供できるかどうか、顧客満足度を最大限に高めることが次の課題として引き継がれますが、その話はまた別の機会に。

 

 

◆追加情報

先日、研修講師と依頼企業をつなげるC to Bのマッチングサービスを開発されている「講師に直通 研修依頼プラットフォーム【Oncy】 (オンシー)  」ご担当者とお話する機会がありました。これまでの課題を解決する形で制度設計されており、その理念にも共感したので登録してみました。適切に機能するかどうか、実験としてしばらく取り組んでいく予定です。

 

参考:スキルノートの企業向け研修メニューはこちら

https://oncy.jp/profiles/1604