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「非営利活動・市民活動」はどうして「団体」でないと認められないのか

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当方の講座受講者の方から「非営利活動・市民活動」はどうして「団体」でないと認められないのですか? というご質問をいただきました。

事実、多くの公的機関や行政による支援制度や助成金などは、NPO団体あるいは任意団体による活動のみを対象とし、個人活動は対象外としているケースが多いように経験上感じます。

私自身は、そのあり方自体が非営利活動・市民活動の広がりを妨げていて、また非営利活動自体のクオリティが十分に高まらない一因であるとも考えています。

考えられる「団体」制限の理由としては、個人では市民活動としての公益性や非営利性を保障できず恣意的となるおそれがあることと、反面で複数人であることでそれに対する牽制効果が働くから、というのが団体要件の根拠ではないかと推測しています。

しかし、本当にそうかどうかは疑問のあるところで、意思ある個人が個人として活動することの価値を認めないのは性悪説のように思います。個人であっても社会や地域にとって何が大切かを考えている方は多数おり、また個人活動だからこそ究極のこだわりやユニークな発想を迅速に形にできるという利点が確実にあります。

組織の意思決定は常に困難を伴うものですが、非営利の市民活動において平等な全ての参加者の合意を得ることの困難さ、アクションを一つずつ実現していくハードルの高さは、経験した誰もがご存知だと思います。振り返れば不毛な議論に時間と体力を使い、そして人間関係までもに悪影響を与え疲弊することも決して稀ではありません。

であるならば、団体という形にこだわらず、個人の自由な活動に対してもそれが社会や地域にとって有益なものであるならば差異を設けずに支援していくこと。

それが「非営利活動・市民活動」の質を高め、参加者の裾野を広げることに確実につながると考えていますが、皆さんはどのように思いますか?




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