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人口8,000万人時代のリアル

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人口8,000万人時代のリアル。ほんの50年後に日本の人口は現在の3分の2になり、相対的に高齢化率は上昇する。

3人いたのが2人になり、労働人口割合はそれ以下になる。想像力を少し働かせればこれからどんな変化が起きるかは幾つか推測できる。

不動産価格は下落し持ち家は資産でなく負債になるかもしれない。家賃ではなく管理委託費を家主からいただいて住む形態も近く実現するだろう。

ゴミ収集や水道は公共サービスと並存して民間事業になり、バスやタクシーという概念は無くなり、マイカーへのシェアライドが普通になる。

学校教育も教室に通う形態から自宅学習になり一人の先生が数百人を受け持ったり、学外の専門家が授業に参画する。

日本国内とは逆に世界は人口爆発しており、食べ物の価格や淡水の価値が暴騰する可能性もある。土地を耕して作物や家畜を育てる農耕スキルが生きる上で最上位の価値になるかもしれない。

GDPを目安とした経済成長という目標の置き方自体が、やがては国として適さなくなる。低成長社会というだけでなく、貨幣価値と少し異なる知恵力みたいなものに焦点が当たるように思う。

そうすると自然、資本や労働力の集約が最善の解ではなくなり、会社組織は無くなるかもしれない。小学生YouTuberはバカにした話でなく最先端を走っている可能性がある。

AIや自動化に注目が集まっている反面、こういう人口減社会を生き抜くリアルを想像することも、必要な時期に来ているように思うこのごろだ。