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skillnoteのブログ

プレゼン技術、多様な働き方、パラレルキャリア

コンテンツライティングを手の内に入れたいなら欠かせない5つの行動

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少し大袈裟なタイトルをつけてしまったが本ブログを開始してから4年、月に1〜2本のペースで書き続け、それなりに皆さまに読んでいただきながら続けさせてもらっている。

正直、苦労しながらではあるけれど文章素人の私でも1,500〜3,000文字をコンスタントに書き、文章を通じて何かを伝えることができている要因や行動を振り返ってみたので、少しでも参考にしていただける点があれば良いなと思う。

1.話すように書く
目の前に誰かがいて、その人に話すような意識で書くという意味。話し言葉、書き言葉などの使い分けはあまり考えず、ともかくテーマについて予備知識の全くない人が目の前にいて、その人に5分くらいで伝わるように文章構成をしていく。

そうすると表現が自然と平易になるし、書いている自分自身が読み返しても理解しやすい。書くことに没頭しすぎると、自分自身でも理解できないような表現や複雑な構成になることがあるけれど、それは自己陶酔だし誰にも読まれない文章に価値は与え辛いだろう。

そのためには、いきなり文章を書き出すのではなく、箇条書きで簡単なメモを作ってみると良い。このテーマについてどんな切り口が考えられるか、その事例には何があるか、ざっとポイントを5〜6個くらい書き出す。

そしてコロコロと頭の中でそれらを転がしながら、何から書くか順序を決め、省くことを決め、そして何より自分の伝えたい考えをそれらに織り込み、そこから文章を書き始める。あくまでも目の前に伝えたい誰かが座っていて、話しかけるようなつもりで。

2.気持ちに正直に書く
誰しも経験があるだろうけれど、面白いことを書こうとしたりウケようとすると、まずウケない。飾らない等身大の姿や気持ちに人は共感するからだ。

そしてウソは書かないこと。ウソというのは架空の話というだけでなく、美味しいと思わないのに美味しいと食レポしてしまうようなこと。自分の気持ちにウソをつくと、文体のあちこちにうっすらとそれが現れてしまう。

だから大切なのは、本当に書きたいテーマを発見することにある。今の自分だから書けること、自分でなければ書けないと思うこと、書かなきゃという使命感に駆られるような、そんな熱い気持ちが湧いてくるテーマは何か。

それが見つかれば自然と自分の気持ちに正直に書けるようになり、言葉が内側から溢れ出てくる。

3.批判もよいが、提案も
よく見かけるのが既存の何かを批判することで自分の意見を主張するような書き方。問題提起としてその構図自体はアリなのだけれど、批判に終始することのみではその文章に魅力は伴い辛い。

批判文章は書きやすいし近い意見の人たちの共感も得やすいのだけど、結局それは批判対象に乗っかっているだけで、自らが何かを生み出してしているわけではない。どんな文章にも創造性あってこそ永続的な価値が生まれるものと私は考えているので、もし批判記事を書くならそれと同等のボリュームで自分の対案を併記するのが良いと思う。

過去をざっと振り返っても、批判だけで名を成した文筆家というのは存在しないし、0から1を生み出すことにこそ書き手のクリエイターとしての価値がある。

いや自分はそんな立場は目指さないよという人はいいけれど、書くことで何かを伝えたいと心から願うのであれば、やっぱり批判だけではなくて提案マインドは必須なんだろうと思う。

4.たくさん読む
作家、ノンフィクションライター、ブロガー、何でも良いので手本となる人を何人か見つけて定期的に読むことをお勧めする。私は気になるブロガーさんや文筆家の方々を100人くらいフォローしていて、いやうまいなぁと感嘆すること多数。

直接的に模倣するというよりはとりあえず読んでおくだけで頭の脳のシワの何処かにその記憶が残るので、テーマの切り取り方や擬音、改行タイミングなど文章の引き出しの多様性が自分の中に広がっていく。何でもそうだけれど、良質のインプットあればこそ良質のアウトプットにつながるものだ。

そしてあらためて思うのは、歴史に名を残す小説家・文筆家の文章というのは本当に素晴らしいお手本の宝庫だということ。子供の頃に夏目漱石森鴎外など図書館の端から端まで読み漁ったことが、その後何十年経って「書こう」と自分に向かい合った時に、うっすらとしかし確実に影響を受けていると感じる。

それが流行りのミステリー作家でも良いのだが、ともかく素晴らしい文章に数多く触れることは書く力を確実に引き上げてくれるトレーニングになる。

5.書くことをゴールにしない
書くことも、大きくは数あるコミュニケーション手法の一つ。コミュニケーションの目的は伝わって終わり、ではなく「相手に影響を与え、行動に変化を促すこと」にあると考えているので、記事を書き上げることをゴールにしないことが大切だ。

一日何記事も書けたとしても、そこに生活のリアリティやほとばしる汗や熱い想いが乗っているかどうか。読み手の行動に変化を促すことができるような魅力あるコンテンツというのは簡単には書けないもので、何時間もあるいは何日も産みの苦しみを感じるのが自然なことだ。

そしてwebに文章をアップして一気に注目が集まり話題となるのは嬉しいことではあるけれど、単に読み物としてインスタントに消費されるだけなら書き手としては悲しいことこの上ない。

文章を読んでもらった先に、その人がどんな生活の変化を得られただろうと感じられることの方が何倍も嬉しい。時折、数年前に書いたブログ記事にいいねをしてくれたりメッセージをいただいたりすることがあるけれど「ああこの人に伝わって何か役立てたのだなあ」と実感できる貴重な瞬間だ。

それが私にこれからも一人の市井のライターとして書き続けていこう、とモチベーションを与えてくれる何よりの力になっている。