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プレゼン技術、ファシリテーション、多様な働き方

本気でビジネススキルを高めたいなら今すぐ熟読すべき厳選5冊

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書店のビジネスコーナーに行くと所狭しと並んでいるビジネススキル本。身につけたらきっと自分の仕事やキャリアに役立ちそうだけど、多すぎてどれが良いのか正直わからない!という皆さんにお勧めの厳選5冊をご紹介します。いずれも章立てがシンプルで知りたい事を明確に把握でき、またそれぞれの内容のクオリティが高いものを選びました。私自身が一人のビジネスパーソンとして、またセミナーのファシリテーターとして今現在も手持ちの辞書のように日々活用している5冊ですので、自信を持ってオススメします。
 
1.「あたりまえだけどなかなかできない プレゼンのルール」箱田 忠昭 著(明日香出版社)

あたりまえだけどなかなかできない プレゼンのルール (アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない プレゼンのルール (アスカビジネス)

こちらは「プレゼン技術」に関する専門的な技術をシンプルに解説した名著です。一言に「プレゼン」というと指し示す対象が広いのですが、この本では最も基礎的な「話し手の伝える技術」について絞ってその要素を解説しています。具体的には一対多数の場面でのプレゼンに効果的な「声の出し方」「ジェスチャー、身振り手振り」「テンポと間」、あるいは「座席の効果的な配置」などについて極めて実践的な内容です。箱田氏はその昔に「プレゼン技術」の概念を日本に輸入した張本人で、国内におけるプレゼン分野の祖とも言える方です。私は箱田氏のプレゼン研修を10年以上前に受講しましたが、そのインパクトは今も色褪せることなくこの本にしっかり反映されています。どのような職種であってもプレゼン能力の有無は仕事の成果に直結しますので、まずは一読をオススメします。
 
2.「頭のいい説明『すぐできる』コツ」鶴野 充茂 著 (三笠書房)

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)

「話がわかりづらい」「相手にうまく伝わらない」などの悩みを、効果的な文章構成の技術を用いて解決します。上記のプレゼン技術を上達する要素の一つとして「話の構成力」が必要となるのですが、その部分について掘り下げた内容でもあり、また同時に「ロジカルシンキング」の要素を平易に理解することもできます。数多くあるロジカルシンキング本はその本自体の読解に相当のスキルを要する、という本末転倒のジレンマによく遭遇しますが、この本はそういう心配とは無縁です。気軽に読み進めていき少しづつ実践してみると、気づいたらロジカルシンキングが身についていた!という嬉しい状態になれることでしょう。ロジカルシンキングは問題解決力や文章表現、コミュニケーションなど広いスキルの基盤となる要素ですので、早めに習得できると他のスキルとの相乗効果が期待できます。
 
3.「すぐできる!伝わる文章の書き方」赤羽 博之 著(日本能率協会マネジメントセンター
 SNSやブログが一般化した今、誰であっても他人に読まれる文章を書く機会が増えてきました。「書き言葉の表現」についてカッコつけたり自己流のスタイルを決める前に、まずは「きちんと伝わる表現」を身につけることに焦点を当てた指南書です。1,000~2,000文字以上などある程度長い文章を継続的に書くには、この本で採り上げているような「短く言い切る」や「重複を避ける」などの基礎的な文章スキルがあると格段にクオリティが高まります。プロ・アマチュア問わず文章力をコミュニケーションスキルのひとつとして手の内に入れることができるとどんな場面でも活用できますし、ちょっとしたライティング業務を請け負うことも可能になります。著者の赤羽さんは日々全国での文章セミナーを開催されていて現場目線の悩みとその解決策に精通しておられ、実践的な内容になっています。

4.「地頭力を鍛える 問題解決に活かす フェルミ推定」細谷 功 著(東洋経済新報社

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

いわゆる発想力や思考力を高めるため、知識の蓄積ではなく「脳の体力=地頭」を鍛えるトレーニングの本です。その手法で有名なフェルミ推定とは、その昔に物理学者のエンリコ・フェルミが教鞭をとっていた大学生相手に問いかけた話が元と言われています。有名な設問に「シカゴにピアノの調律師は何人いるか」を文献やデータを参照することなく導き出す、というものがありますが、既知の情報(人口など)からおおよその目安となる値を割り出し、仮説思考に基づき問いに対する答えを導く技術と重要性を学ぶことができます。同時に大切なのは正解の値を算出するという結果だけではなく、未知の難問に対してあきらめずに、むしろ「ワクワクしながら」アプローチを重ねていく精神性にあるとも言われます。私達の現実社会でもIoT(モノのインターネット接続)やAI(人工知能)の発展により、知識量ではなく考え方や捉え方にこそ価値が生まれてくると言われていますので、まさにこれからの私たちに必要な能力を高めるのに有効な一冊です。
 
5.「ワールド・カフェをやろう!」香取一昭、大川恒 著(日本経済新聞出版社

ワールド・カフェをやろう

ワールド・カフェをやろう

大人数での会議やディスカッションが今ひとつ盛り上がらない、発言する人が偏る、深い議論に辿りつけないなどの悩みをビジネスパーソンなら誰しもお持ちだと思います。「ワールド・カフェ」はアニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏により1995年にアメリカで提唱された話し合いの進め方についての技法で、その後日本でも本書をきっかけに広まっていきました。本物のカフェのようにリラックスした雰囲気の中で何らかのテーマに関する対話を行うことが特徴です。進行においてはいくつかのルールがあり「他人の意見を否定しない」「発言しながらテーブルの上の模造紙に書き込む」「共通点やつながりを見つけ広げる」などを守りながら4~6人単位の小グループのメンバーでの話し合いを行い、その後も何度かメンバーの組み合わせを変えていきます。すると不思議なことに、まるで会場の参加者全員が話し合っているような効果が得られ、議論も深まっていきます。本書ではその手法や効果を知るとともに、実際にワールド・カフェを運営するための具体的な実例が記載されており、誰でもファシリテーターとしてワールド・カフェを開催することができます。


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