skillnoteのブログ

プレゼン技術、ファシリテーション、多様な働き方

PDCAにこだわる人は仕事ができない

一人の人間の主観ですが、心から感じていることを。

PDCA大事だから!」(Plan-Do-Check-Action)

わかる。理屈としてはわかるんだけど。でも残念ながらコレに過度にこだわる人で、仕事できるな、と感じた人に今まで出会うことはありませんでした。

「自分の仕事を標準化!可視化!誰に代わっても落ちのないように!」

これも同じ。これにこだわる人で、優れたバランス感覚やアイデアを持ってる人はいませんでした。マニュアル化を崇拝し、逆に暗黙知を気持ち悪がりとにかく全てを明らかにしよう、という思考。

「会議。皆で共有しよう、全部!」

「作業計画書で、毎日進捗確認!」

「数値化して、数値化して、数値化・・」


どれも、そういう発想に至る思考はわかるし、そう言いたい気持ちも理解できます。しかし何が問題かというとそれらは全て成果に繋がらない行動で、今後の社会ではその傾向が強まると考えられるからです。

それは、理詰めの左脳的思考、プロセスというのはいずれ必ず他のより優れた何かに置き換わる運命にあるからです。効率化や標準化を頑張るというのは極論、私という戦力は単純労働(Labor)であって代替可能なんですよと主張していることと全く同じ意味にあることを、そろそろ理解していかなければならない時代に私たちは生きています。

先日、人工知能の「アルファ碁」が韓国のトップ棋士に圧勝しました。その結果だけでなく勝ち方が衝撃的で、人間が2,000年以上かけて研究し蓄積してきた「定石」(局面ごとの最有力な指し手)を根本から否定する手を繰り出し、対応策すら無いような勝ちをおさめました。

仕事においても同じ事が近い将来に起こり、多くの職業がAIを含むシステムに取って代わると言われています。その進化のスピードは私たちが考えている以上に早く、本当に近い将来そんな社会が実現するのではないかと思います。効率化や標準化を頑張るというのは極論、AIと素手で闘おうということと同じ、無為な作業なのです。

私たちが価値ある仕事を、役割を続けたいのならば、まず何に力を集中するのか正しい判断をすることが必要です。最も愚かな努力とは、間違った方向に向かって全力で走ることです。走り出す前に正しい方向をきちんと把握し、そして走りながら何をするのか、価値をどこに見出すのか、想像力・創造力が求められます。

反面、右脳的な思考の価値が、今後ますます高まると考えています。非定型、ゆらぎ、曲線、ランダム、0から1、多様性、感性、感情、肌感覚、自然物、etc.そういったものの中に、何にも取って代わることのできない価値の発見と、私たちの役割を見出すことが出来るはずです。

それらの中には、今まで私たちが意味のあるものと捉えていなかったものも含みます。これまでは「仕事」と信じて疑わなかったものがそうでなくなり「遊び・ムダ」と思っていたものが価値ある仕事になる。パラダイムシフトが本当に現実化しつつあることを日々感じます。そこにはPDCAは要りませんし、むしろPDCAサイクルを壊すことで初めて新たな気づきの端緒を見出すことができます。

そんな妄想を頭の中で描きながら週末を迎えます。果たして5年後、10年後がどんな社会になっているのか本当に楽しみです。




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