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参加するなら無料セミナーより有料セミナーを優先すべき理由

結論を先に言うと、受講者として習得効果が高いのは圧倒的に「有料」セミナーだということ。

無料だと主催者が手を抜いているとか、有料の講師の方が伝えるノウハウの質が高いとか、そういうことではない。「有料」の時は受講者側の心のありようと、それに伴う行動が無料のそれとはまったく違ってくるからだ。

【有料セミナーに参加する時の気持ち】
・2時間5千円(あくまで一例)はそこそこの値段だ、きっと何かためになる情報があるに違いない。
・仕事を定時で退社して参加、家族にも同意を得た。他のことを後回しにしても今日は自らが学ぶことを優先したい。
・セミナーで退屈な時間があったとしても、どこかに有益な情報があるだろうから最後まで集中しよう。
・せっかくお金を払ったのだから、講師や周囲の人たちと名刺交換して、SNSでも繋がって、セミナー後も価値のあるお付き合いにしたい。
・(ましてや受講料前払いなら)絶対に休まない、何があっても参加する!

と、このような気持ちに誰しもなるはず。「自分の意思で時間とお金を使ったこと」に価値を見出したいと思えば、自然と集中して話を聴くし、ネットワークを広げようと積極的なコミュニケーションをとるし、セミナー参加後の展開も違ってくる。したがって明確に、セミナー参加の「before-after」で行動に変化が出てくる。

そして何より、有料セミナーに参加している他の受講者も同じ気持ちでいることが大きい。初対面の隣の人に声を掛けると、そもそもコミュニケーションの窓が開いているので表面だけでなく本質に迫る話ができるし、形だけの名刺交換で終わらないという期待感がある。

【無料セミナーに参加する時の気持ち】
・無料だし、時間があるのでとりあえず申し込んでみた。
・他に優先する予定ができたらキャンセルしよう。
・今日は仕事が忙しくて疲れたから、参加はやめよう。
・参加したけど、つまらなかったら早く退席しよう。
・講師も受講者もイマイチに見えるので、今日は無駄だったかも。

無料のセミナーが全てそうではないけれど、こういうことになり易いのも事実。結果、限られた時間を無駄にしてしまうこともあり、何より次の行動や成果に反映し辛い。

逆にセミナーを主催する立場としては正直、有料セミナーの方が圧倒的に気合が入るし、きめ細やかな対応ができる。無料の時は必ず何らかの理由があり、それは地域への還元だったり、純粋なボランティア精神だったり、次への告知目的だったりする。

講師としては無料セミナーであれば、受講者の期待値がそれほど高くなく、気楽にできる面はあるので、特に活動の初期に経験を積みたい時期には必要なプロセスかもしれない。しかしそれを過ぎたら、無意味な無料というのは、受講者にその機会の価値を伝える手段を一つ放棄したことになる。

貴重な受講料をいただいている場合は、それに全力で応えようと、自身が目指すハードルが一気に高まる。この時間が有意義でなければ許さないぞ!という参加者の目線がより厳しいものになる。その適度なプレッシャーこそが、より質の高い時間を提供する原動力となるのだ。


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