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自己顕示じゃなくて自己開示した方が世界が広がるよという話

これは最初に佐々木博さんというクリエイターの方から教わった話。他人に向き合う時に、自分のことを伝えたくて「自己開示」しているつもりが、ついつい「自己顕示」になっていませんか、というもの。なんとなく頭の片隅に置いたままこの一年間くらい様々な人と出会い、多くの場面に接するにつれ、それがすごく大切なものだと気づき始めた。

つい私たちは、他人と比べて何ができるとか、得意だとか、専門は何だとか、そういう事を自分の特徴として伝えたくなる。決して見栄をはるつもりではないのだけど、ちょっと頑張って自分を"大き目に"表現する、そんな気持ちは誰にでもあるはず。

しかし、相手にちゃんと受け止めてもらえるのは等身大の、そのままの素朴な自分が伝わった時。初対面で良い印象を与えてくれる人というのは、例外なく「自己開示」をきちんと行っていることに、よーく気をつけて接していると気づく。そういう、自己開示ができる人というのは、こんな会話をしているように思う。

・常にアイメッセージ、主語が自分。誰かのカサに守られていない。ウチの会社は〜とか、ウチの大学は〜とか、過去の栄光とかそういうことに重きを置かない。私は今、これこれこうなんですよと、現在の自分をシンプルに、客観的に語れる人。虎の威を借る狐、とは反対。

・気持ちをそのまま表現できる。「実は昨日から落ち着かないんですよ」、とか感じたままを素直に言葉にする。また相手から受け取った印象を率直に口にできる。「先ほどの発表、とても良かったですよ」など、相手を認め素直に褒めることができる。

・失敗や苦手など、一見ネガティブな特徴を自ら伝えることができる。どうしても地図を覚えられないんですとか、農園の指導者やってるのに虫がどうしても苦手ですとか、些細なことでも自分ができないことを、楽しんで伝えられる人。隙を見せることで案外相手との共通項を見つけやすいし、敷居の無い関係として受け入れてもらえるもの。

せっかく新たな場に出て行き初対面の挨拶で「じゃあまたの機会によろしく」と言いながら、自分の伝えやすい外側だけを伝える自己顕示に終始しては、この相手と「次」は絶対無いなと思われてしまい、本当にもったいない。

ネットの世界も同じで、ブログやFacebookが自己顕示だらけの人というのは、いつも何となく複雑な気分で記事を読み飛ばしているだろうし、長く関わりたいという気持ちにはどうやってもなりにくい。いつか「フォローを外す」ボタンをそっと押して、関係は閉じていってしまう。

なので、頭の片隅に「あれ、今のは自己顕示?自己開示?」と問いかける自分を置いておくと、自然と相手に受け入れられるようになり、少しずつ世界は広がっていくんじゃないかなと思います。



☆セミナーやります。いずれも"自己開示"が大切なキーワードです。


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