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ピース又吉さんの芥川賞受賞に、パラレルキャリアの明るい未来を見た

ピースの又吉さんが、デビュー作にして芥川賞受賞とのこと、おめでとうございます。彼が話題になり素晴らしいのは「お笑い芸人」と「純文学作家」という2つの異なるキャリアを並立させている点にあるのだと思います。(こういう生き方を"パラレルキャリア"と言います)

つまり、彼が作家として元々優れた能力を持っていたということだけではなく、長く「本業+α」という"パラレルキャリア"の生き方を大切にしてきたことに価値があり、きっとそれが今回の成果にもつながっているだろうということです。売れない芸人時代にも、売れて多忙になっても自分が大好きな「書くこと」に向き合い続けた結果が、秘めた才能を開花させることに繋がったことでしょう。

そして、それは雲の上の話ではなく、私たちにも十分に実現できることだと考えています。なぜなら、何かにもの凄く秀でていなかったとしても、得意分野を2つ掛け合わせるだけで世の中では稀で貴重な存在になれるからです。

例えば保険の営業職をしながらタブレット活用の講師を務めたり、主婦なのにバルーンアーティストだったり、2人の子育てをしながら博士号を取ったり、被災地の復興イベントを仕切りながら手芸の個展を開いたり、看護師をしながらNPOでコミュニケーション支援をしたり、そういう人たちに僕自身はこれまでたくさん出会うことができました。そして例外なく、彼/彼女らはイキイキと輝いています。(これら全部、実在の方々です)

稼ぎとしての仕事のみに体力、精神力を傾けてしまうことは、あらゆる余力を奪ってしまいます。そうではなく、自分が大切にしたい関心事を大切にしてそれも並行して続けてみることで、自分にしかできない役割を見出すことができるのです。

また、一つの立場に過度のやりがい依存することは、キャリア形成の上でもリスクが大きいとされています。二つ目の立場に立つことで自分では気づかなかった視野の狭さに気づきますし、自分自身の価値を客観的に評価する目を持つことができます。パラレルキャリアの利点は、自分が何のプロフェッショナルでありたいかを定義し、行動を促すことにあると私は考えています。 

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最近、パラレルキャリアに関する素晴らしい書籍が発売されたので、興味のある方はこちらを読まれることをお勧めします。そして、一人でも多くのパラレルキャリア実践者が増えることを、その一員として心から願っています。



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