skillnoteのブログ

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トンネルの出口と入口

最近良くないことが幾つか重なっていて、久々にメンタルが低下中。重ねて風邪をひき、不注意から太ももの裏の筋肉も痛めるという、泣き面に蜂状態。まあ長い人生、そんな時もありますね。

とはいえ日々のやるべき仕事はあり、会うべき人はいるので、その瞬間瞬間はギアを入れ替えて明るく振る舞い、それが終わるとクタッと反動に見舞われるという循環。こういう時は、トンネルの出口が見えないというか、出口の存在が信じられないような気弱な感覚になるものです。

トンネルの中にいる時は、そこに至ったトンネルの入口のことを反省したり、二度とこのトンネルには入るものかと決意するものだけど、そこを抜ける頃にはすっかり入口のことを忘れてしまう。抜けたいと強く思うあまり、抜けられた喜びから当初の原因が頭の中から何処かにいってしまい、そしていつかまた繰り返してしまう。

有名なキャリア論に、「プランド・ハプンスタンス=計画された偶然性」というものがあります。これは自分の意思とは関係なく起きる日々の様々な出来事〜良いことも悪いことも含めて〜に対して、それを単に偶然のものとして受け入れるのではなく、そういう事もあらかじめ視野に入れながら日常を過ごし、起きた出来事に柔軟に接することで前向きな経験として消化していく、というものです。

自分に時折降りかかってくる、一見ネガティブな出来事も、そんな風に少し気楽に、前向きに捉えられたら苦しみも半減するのではないかな、と思います。

3月1日は就職活動の解禁日だそうですが、対象学年の大学生の皆さんはこれからの日々を不安定な気持ちで過ごすこともあるでしょう。時にはトンネルの中にはまってしまい、抜け出ることが絶望的に思えるかもしれません。そんな時は焦ってトンネルの出口を探すのではなく、今の状況が自分に与えてくれている、何らかの偶然の良いことがあるかなと、ゆっくり周りを見回してみて欲しいと思います。




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